はじめてレモンパンというものを食べた(試食)
レモンパンはメロンパンてきなものではなくてちゃんとレモンの味がしてすっぱくて甘いクリームが入っていて、なんだかメロンパンよりももっとほんものな気がした。そもそもメロンパンてなんなんだ。最後いつも歯茎のところにべちゃべちゃにたまる。一口目はすきです。はじめて食べるものがまだまだあるようで驚いた。そういえば小学生の頃アスパラとベーコンの炒め物が大嫌いで、朝それらしきものが食卓に並んでいるともう一日のスタートは最悪で全力でブスな顔で食べていたし、モスバーガー一個も食べれない、ラーメンは食べている途中で気持ち悪くなる、給食で米を残してるのがバレないようにご飯の缶を振りまくって固めてあんまり残してませんよーアピールをしたり、好きなものはあったけど完食しなきゃというプレッシャーやらなんやらで食べることって割りと苦痛だった。
それが今や朝食が終われば昼食のことを考えているし、インスタグラムでおいしそうなものにいいね押したり、自らアスパラとベーコンの炒め物をつくったりしている。食に関して、食いしん坊ですとかかわいく言うレベルではなくストイックで、だいぶ過食気味になった。太ったらパンツが小さくなってレースがピーンとなって不格好だし、21歳にしてブラジャーの締め付けがきつくなって、ちょっとかなり流石にマズいと思っているところ。
活字で食について読むとまたおもしろい。特にこのことばの食卓と野蛮な読書は文章は勿論だけど挿絵と装丁がよい。タイトルといい言葉の選ぶセンスとか並びがさいこうです。
川上未映子の愛の夢とかはなんだかざわざわじわじわと良い意味ですごく引きずっている。こういうのひさしぶりです。
マカロンを買うときの心理描写と皮肉の書き方がすごくきもちよくて。納得で、超うなずきながら読みました。
“ところでマカロンを買うときのあの気分てなんなんだろうといつも思う。自分が掛け値なしの馬鹿になったみたいな気持ちになっていっそ清々しいような気持ちになるあの感じ。ただ甘いだけで蓋みたいなのも上顎にべったりくっついてうっとうしいし、そもそも名前がすごく間抜けだし、中身がないのにそれっぽいだけで重宝されてみんなほいほい買っていくから値段が高いのもむかつくし、第一おいしいと思ったことなんてこれまでただの一度だってないことを思い出させるあの感じ”
おいしいと思ったことないって言い切ってるのがさいこうに気持ちいい。
この愛の夢とかを読んで久しぶりに泣いて、ceroの大停電の夜にを聴いたらもうなんだかわんわん泣けてきて、でも次の日の朝は天気がよくてコンビニで40円のヤングドーナツを買って食べたらすごく美味しくて、皆なんだかんだ40円のヤングドーナツに落ち着くんじゃないかとかくだらないことを考えながらまた間食してしまって、私の食欲は尽きることがない。
ことばの食卓もいいけれどやっぱりほんものがたべたいです。
毎朝の納豆をたのしみに、おやすみなさい〜〜〜
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